呼吸器・耳の病名案内

急性中耳炎は耳の痛みや発熱を、滲出性中耳炎は聞こえにくさを起こします。痛みが消えた後の経過確認も大切です。

中耳炎

どんな病気?

鼓膜の奥の中耳に炎症や液体の貯留が起きる病気です。かぜに続く急性中耳炎では、耳の痛み、発熱、耳だれなどがみられます。小さな子は痛みを言葉にできず、機嫌が悪い、夜泣きが増える、耳を気にするといった様子になることもあります。

診断には耳の観察が必要です

耳を触るだけで中耳炎とは限らないため、鼓膜の赤み・腫れ・液体の有無などを確認します。年齢、症状、鼓膜所見によって重症度を判断し、痛みへの対応や抗菌薬の必要性を決めます。軽症では経過観察を選ぶ場合もあり、すべての中耳炎で同じ治療を行うわけではありません。

聞こえにくさが残ることがあります

痛みや熱が治まっても中耳に液体が残る滲出性中耳炎では、呼びかけへの反応が悪い、テレビの音を大きくする、聞き返すといった変化がみられます。痛みが少ないため見逃されやすく、長引く場合には耳鼻咽喉科で聞こえや鼓膜の状態を確認します。

家庭で気をつけること

処方薬は指示どおり使い、再診の指示があれば痛みがなくなっても受診してください。耳だれは外に出た分をやさしく拭き、耳の奥を綿棒で触ったり、指示のない点耳薬を入れたりしないようにします。繰り返す中耳炎や聞こえの変化も相談しましょう。

急いで受診したいサイン

耳の後ろが赤く腫れる、耳が前に押し出される、強い痛みや高熱が続く、顔の動きに左右差がある場合は早めの診察が必要です。中耳炎そのものが直接うつるわけではありませんが、伴うかぜの症状に応じた感染対策を行います。

通園・通学の目安と配慮

中耳炎だけを理由に一律の出席停止にはしません。熱や痛みが落ち着き、集団で過ごせる体調に戻ったら、伴うかぜなどの症状も踏まえて園・学校に相談してください。

登園・登校の目安一覧を見る →
病名一覧へ戻る ↑

受診・相談と関連する症状