呼吸器・耳の病名案内

発熱や咳を起こし、気管支炎・肺炎になることもある感染症です。検査名よりも呼吸と全身状態の確認が重要です。

ヒトメタニューモウイルス感染症

どんな病気?

ヒトメタニューモウイルス(hMPV)による呼吸器感染症です。鼻水、発熱、咳などで始まり、ゼーゼーする呼吸や息苦しさが出ることがあります。RSウイルス感染症と症状が似ており、乳幼児や持病のある子では、気管支炎や肺炎に注意が必要です。

診察と検査の考え方

咳の強さだけでなく、呼吸が速くないか、胸がへこんでいないか、酸素が足りているか、飲めているかを確認します。検査は年齢や症状、診療上の必要性に応じて行います。すべての呼吸器感染症で原因ウイルスを調べるわけではなく、検査をしない場合にも症状に合わせた診療は可能です。

治療について

通常、ウイルスに対する特別な治療薬はなく、水分補給や発熱・呼吸への対応が中心です。呼吸が苦しい、酸素が低い、飲めない場合は入院が必要になることがあります。抗菌薬はウイルス自体には効きませんが、細菌感染の合併などがあれば治療内容を変えます。

家庭でのケア

少量ずつ水分をとらせ、眠れているか、遊ぶ元気があるか、尿が出ているかを見ます。咳が強い場合でも、市販薬をいくつも追加せず、使える薬を確認してください。手洗い、換気、咳エチケットを心がけ、コップやタオルの共用を避けましょう。

登園・登校の目安

再受診と登園の目安

呼吸が速くなる、胸やみぞおちがへこむ、飲めなくなる、発熱が続いて元気がなくなる場合は再受診します。唇が青い、反応が乏しいときは119番へ。登園は検査が陰性になることではなく、解熱し、呼吸や食事、活動性が回復していることを目安に相談してください。

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